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マイクロピペットの先端を観察しながら加工できる装置です。実験用途に合わせてピペット先端を「折る・丸める・曲げる・スパイクをつける」ことができます。顕微鏡で実際に先端の形状を確認しながら作製を行えるため、イメージ通りのマイクロピペットを作製できます。顕微鏡部はコンパクトでありながら堅牢性を高め、作業中のピペット破損リスクを低減しています。微細な加工操作は全て顕微鏡部のハンドルを使って手元で行うことができ、焦点ハンドルは顕微鏡の左側に付け替えて使うこともできます。ピペットの加工に重要なヒーターレベルはディスプレイで確認でき、ヒーターのオン・オフはフットスイッチで行えます。光源にLEDライトを導入しており弱い光量から調整が行えます。
※顕微鏡レンズは別売のため、用途に合わせてお選びください。
サンプルサイズに合わせて先端径を統一できる。 | ピペット先端を曲げることにより、顕微鏡視野内で観たときに、広範囲で焦点を合わせることができる。 | 細胞を傷つけずに針先に吸いつけるホールド用、パッチクランプ用電極の作成などに有効。 | 針先を尖らせることにより、刺さりにくいサンプルに有効。 |
ヨコ | タテ |
① 堅牢な顕微鏡操作部 | ② ヒーター数値のデジタル表示 | ③ Burnt表示機能 |
ピペット加工の微細な操作は手元のハンドルで行います。レボルバーを回しても上下左右にガタつきません。 |
ご要望の多かったヒーター値のデジタル表示を実現。ダイアル入力による設定値を瞬時に読むことができます。 |
ヒーター部の接続or白金線の通電異常を検知表示します。 |
④ LEDライトで疲れにくい | ⑤ 白金線交換がラクラク | ⑥ 旧モデルとの互換性 |
LEDライト導入により光量調整に幅をもたせ、旧モデルの光量よりも弱く調整できるようにしました。ピペット加工を多くこなす作業でも安心です。 |
白金線を保持する部分をバネ式にしました。ワンタッチでパカッと開き、白金線を固定すれば、あとはネジを締めるだけでOKです。 |
旧モデルMF-830およびMF-900の各レンズはMF2でもそのままお使いいただけます。 |
型名 | 品名 | 総合倍率 | 対物レンズ | 接眼レンズ | 備考 |
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MF2-LS1 | レンズセット50x/100x | 50x/ 100x |
5x 10x |
10x 10xスケール付き |
10x接眼レンズ(2本)と5x/10x対物レンズのセット |
MF2-LE15 | 接眼レンズ15xセット | - | - | 15x 15xスケール付き |
15x接眼レンズ(2本)のセット |
MF2-LO40 | 対物レンズ40x | - | 40x | - | 対物レンズ40xのみ 接眼レンズ15x(MF2-LE15)と組み合わせることにより、総合倍率600xでピペット先端を観察することができます。電気生理向けの電極やインジェクションピペットの作製に最適です。 |
視野内イメージ(接眼レンズ10倍の部分拡大) | |
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対物レンズ 5倍 スケール: 20µm (1目盛あたり) |
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対物レンズ 10倍 スケール: 10µm (1目盛あたり) |
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対物レンズ 40倍 スケール: 2.5µm (1目盛あたり) |
付属品 | フットスイッチ 電源コード ピペットホルダー レンチ 予備ヒーター(PT-B) シリコンパッキン(HI01PK01) |
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駆動距離 | ヒーターマニピュレーター | X、Y、Z 各14mm |
ピペットマニピュレーター | X12mm、Z28mm | |
顕微鏡 | Y軸(焦点方向/粗動・微動)30mm X軸(首振り方向/微動)約5° Z軸(おじぎ方向/微動)約3° |
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総合倍率(レンズ仕様による) | 50x/100x(別売MF2-LS1: 対物レンズ5x/10x、接眼レンズ10x) 400x(別売MF2-LS1、MF2-LO40対物レンズ40x) 600x(別売MF2-LO40対物レンズ40x、MF2-LE15接眼レンズ15x) |
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使用ガラス管 ※ | ø1mm、ø1.2mm、ø1.5mm | |
電源・電圧 | AC100V 〜 240V、50/60Hz | |
消費電力 | 13W | |
寸法・質量 | W210 × D300 × H280mm、5.8kg |
※1.2mm管を使用する場合は HIC-1.2 が、1.5mm管を使用する場合は HIC-1.5 が、別途必要となります。
※電気生理記録実験向けで複数の異なる径のガラス管を使用する場合、H-7 もございます。