NMN-21

マイクロマニピュレーター

手振れのない手動だからこそ、シンプルかつ高性能を実現。

パッチクランプで嫌われる、ドリフトと電磁障害。温度変化によりドリフトを起す液圧を使わず、機械的なドリフトの原因となるバネを使わず、そして、ノイズを発するモーターなどを使わない、手動式のパッチ用マイクロマニピュレーターです。振動を本体へ吸収してしまう構造なので、問題とされる手振れが高倍率でもほとんど気になりません。デザインは液圧式で定評のあるドラムタイプを基にし、重心を安定させたことで安定性の良いセットが可能。加えてコンパクトなので場所をとりません。何よりも、その小さなボディの中に粗動と微動の両方を搭載し、電極を顕微鏡の視野内に移動することから細胞へ接触させるまで、全ての動きをカバーすることができます。

NMN-21

※本器を顕微鏡に設置するには、顕微鏡に合った取付アダプターが別途必要です。

※アイソレーションテーブル上には直接本体を取付可能です。

※別売の薄型マグネットスタンドGJ-12を用いれば、アイソレーションテーブル上の任意の位置に強固に固定できます。

※マニピュレーターに付属の強力ユニバーサルジョイントUST-2にパッチアンプ用アダプター AP-13-3 が取付けられます。

※別売の P-11 を用いて、水圧マニピュレーター MHW-4 / MHW-4-1 を追加することが可能です。手元にある操作部により、1軸微動をアプローチ方向で遠隔駆動することができます。


NMN-21


マイクロマニピュレーター

セット例


アダプターセット例

ITS + NR-12 + NMN-21 セット例

ローバイブレーションの原理とは

マニピュレーターの中枢であるスライダーは、内と外のそれぞれ独立したスライダーで成り立っており、そこに装備されているハンドルを触ればスライダーが揺れて手ぶれとなります。そこでハンドルをスライダーから独立させて固定することで、手ぶれがスライダーに伝わることを防ぎました。



NMN-21


マイクロマニピュレーター

仕様

付属品 強力ユニバーサルジョイント UST-2
取付プレート
電極用ホルダー H-13
レンチ
駆動距離 粗動 X、Y、Z 各15mm
ハンドル1回転 約4mm
微動 X、Y、Z 各6mm
ハンドル1回転 250µm
最小目盛 1µm
寸法・質量 W110 × D170 × H105mm、930g

NMN-21


マイクロマニピュレーター


システム構成図

システム構成図

システム構成図


黒丸は本体および標準付属品。
白丸は取付可能な主なアクセサリー。
二重丸取付アダプターの種類を表します。